狼男子の扱い方
第2章 部活終了時での行為
「いい声してんじゃん
優等生キャラな、美華ちゃん?」
──っ
「んんっ……」
「顔、こっち向けろ」
「ぅえ?…………んっ!」
右手が胸からはなれ、
ぐいっと顎を持ち上げられる。
その直後に
水谷から、深いキスと同時に
舌が流れてきた。
「んっ……んんっ!
んんんーーーっぅ」
舌をとられ、
口のなかで吸われたり、
舐められ、弄くりまわさせる
「むぅ……んっ!んんんんっ」
……や、……ば
意識、とんじゃう……っ
ガクン、
「っとぉ……」
膝から倒れそうになった
あたしの腕をがっ、と
水谷につかまれる。
─はぁ、はぁ
「ふっ なに、お前。
キスだけでイっちゃうとこだった?」
にやっとあたしを見下す
水谷は、あたしの腕を離すと
あたしの髪の毛を撫でる
「っ」
不覚にも、
そのかおは整っていて
かっこよかった。