狼男子の扱い方
第7章 翌日の学校での行為
玲音は
いままでみた中で
一番こわい、するどい表情で
あたしを見下ろしていた。
「なんで……ここにいるの?」
あたしの質問など
無視するかのように
腕をつかむちからを強める
「てめぇ……ふざけんなよ?
何勝手に帰ってんだよ?
何で返事よこさない?
何、一人で行動してんだよ!!!!」
その瞬間
玲音はあたしの腕を
ちぎれるくらいに
ぎゅうっと握る
「いっ…た、玲音…っ」
「答えろよ!!!」
あたしのことなんて
ガン無視。
「……っ、
だって……玲音が」
「あ"?」
すごい剣幕で
あたしをみる玲音に
怖さを感じる
「……っ知らない女の子と、
ヤるから……」
ぼそりと
玲音に聞こえるくらいの声で
つぶやいた。