狼男子の扱い方
第7章 翌日の学校での行為
「なんなの?
あたしじゃ足りなかった?
あたしだけじゃ出しきれないの!?」
だいぶ、とんでたみたいで
結構強烈なこと言ってるな。
幸い教室が遠いところにあるから
声が届くことはないけど……
すると、
あたしを見下ろしていた
玲音の顔が豹変し、
「っ、」
あたしは少し怖じ気づく
「てめぇ……まじで
いい加減にしろよ」
「んっ……!!」
玲音はいきなりしゃがみこみ
あたしの顎をぐっ、と持ち上げると
いつもと違って
すごく乱暴な
噛みつくように
唇を押し付けてきた
──
『もう……いいや』
『っ!?やっ…… んん!!』
───
「っやっ……!!!」
─パシッ────
「………」
「っ……あ…………」
あたしの右手は
ジンジンと赤く痛み、
それと同等に
玲音の左頬は
真っ赤に染まっていた。