狼男子の扱い方
第8章 中学での行為
「誰ー?」
興味ありげに
みーはオレをつつく。
「……っ、同じクラスの
早坂ありさちゃん……!」
◆◆◆
……ありさちゃん、か。
同じ塾で、
同じ進学クラスの女の子。
小さくて、色白で美少女で
一言で言えば
すごく女の子らしいコ。
「……どこを、好きになったの?」
「ん?んー…まぁ、
徐々になんだけどな、
やっぱ、
友達と話してるときの笑顔…かな
ちょー可愛くてさ。
一目惚れ…なのかな?」
そう話している涼ちゃんは
顔を赤らめて嬉しそうだった。
─あたしじゃ、
こんな顔させれない。
胸がツキン、となる
けど
涼ちゃんの笑顔が見れるなら……
「涼ちゃんっあたし、
協力するよ!」