狼男子の扱い方
第2章 部活終了時での行為
「お前、すげー塩素の匂いする」
そんなの……当たり前じゃん
「っ!!!や、め!」
急に強く首を吸われる。
ぴりっとした痛みを感じる
「印、つけちった。
これでお前は俺のもんな」
────は?
耳の近くで、
自己中極まりない発言に
あたしの目は点になる。
「どういうこと?」
「あ?そのまんまの意味だろ」
ちょっと、キスマーク付けた
だけで……!?
「ふざけたこといっ……っ!」
首のつぎは
耳だ。
振り返ろうとしたとき
顎をとられ、
顔の向きを止められた。
「っ……あ、っひゃん……!!!」
「甘噛み、よわ」
耳元で囁かれるから
ふっ、と息がかかる。
「~~~っ」
なんなの、この変な感覚……
「─────……可愛いヤツ」
「んっ……」
っ!!!