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無自覚な美形くん

第2章 第二章

〜拓馬side〜




ガチャ




扉が開く。




「久しぶりぃ~さくちゃん」




ギュウっとさくちゃんに抱きつく。



無駄な脂肪がなく引き締まった体。180センチある長身。それに誰もが振り返りたくなるくらい整った顔。




うーん、でも変装してるからダサダサだけど。



元のさくちゃんはめちゃくちゃかっこいい。地毛はクオーターだから綺麗なミルクティー色の髪に淡いグリーンの瞳。





「離して、叔父さん」



「えぇ~ヤダ。それに叔父さんじゃなくて拓馬ってよんでよ」




そう言ってギュウっとさっきより強く抱きつくと、耳もとに顔を近づけてくるさくちゃん。




ドキっ。


「拓馬…離してくんなきゃ俺……何するかわかんねぇよ?」



耳もとに甘い声で話すさくちゃんにドキドキしてやばい。



ぱっと離すと、にぃっと笑うさくちゃん。



やばいやばいカッコよすぎる。
ダサダサな格好ってゆーのがもったいない。



でもバレたら絶対モテちゃうから絶対変装バレないでほしいな。
























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