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無自覚な美形くん

第2章 第二章

〜咲斗side〜



担任に連れられ廊下を歩く。



「なーお前そんな前髪長くて邪魔じゃねぇの?」




突然話しかけてきた担任。



「いや別に。顔見られたくないんで」



「なんで?」



「まあ色々あって」



「取ってみろよ、眼鏡」



「嫌です。なんでとらなくちゃいけないんですか?」



「見たいから」



ぱっと取られてしまった眼鏡。


最悪…油断してた。




じーっと俺の顔をみて顔真っ赤にさせ固まる担任。



「なに?なんかついてる?俺の顔」



「い、いや別に。お前カッコよすぎるだろ…」




はっ?目大丈夫か?[無自覚]



「てか返せよ眼鏡」



「返すからこれからは俺のこと名前で呼べ。俺も咲斗って呼ぶから」



「はっ?なんでだよ」



「いいから!じゃないと返さないぞ」



返してもらわないと困る。



「あーもう!わかったら返せよ夏樹」



そういうとまた真っ赤になる顔。


「あ、うん、はい」










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