
月夜の下で…
第3章 ~ 愛しい人 ~
「ろ‥楼っ‥‥あっ…!! …もう…ゆるしてぇっ !!」
楼の寝室のベッドの上…
激しく後ろから攻められ、苦しそうに息を乱すみちるの姿があった。
「いやだっ
内緒で‥あいつに会っ てた罰っ…」
汗を滴らせ息を乱しながらそう言うと、吸いつくように首筋にキスした…その瞬間…
ビクッと体が反応して、また声が漏れた‥‥
「みちるっ
好きだっ…」
「あっっ!んっ…」
興奮度MAXになった楼は狼の耳に変わっていて、一層激しさを増した。
みちるの顔は快楽で歪み、楼の気持ちと温もりを全身で感じていた―――‥‥
月明かりが照らす寝室…
楼の腕枕で、ぐったりと力尽きているみちるの姿があった。
本当に…壊れるかと思 った‥‥
疲れすぎて‥体が重い ‥‥
「抑えきかなくて‥ごめ ん‥‥
体…なんともない?」
「大丈夫
…黙って‥森崎先輩に 会って‥ごめんね…」
「どーせあいつ…
弱み握ってます的なこ と言って呼び出したん だろ?
みちるのせいじゃない
でも…今度からはオレ に相談してね?」
「うん」
ニコッと微笑むと‥楼の頬は赤くなり、照れた様子で目を逸らした。
「そ‥そろそろ門限だな っ‥‥
起きれるか?」
「うん…」
ほんとはもう少し休ん でたいけど…
今度門限破ったら外出 禁止になっちゃうし…
