黒子のバスケ~裏試合~
第3章 ったく!わかんねぇよ…勉強も、黒子も
───
仲直り……?したところで
またもや俺は
黒子と二人で勉強会、となる。
が。
はかどる、はかどらないは
変わらないわけで。
「…黒子ぉ~」
ぐいーっと、
前に座る黒子の背中をつつく。
「……はい」
「わかんねぇ」
黒子に言われた問題は
すべて白紙で。
黒子は大きなため息をつく。
─だってまじでわかんねぇもん
「しょーがないですね…
じゃあ、こうしましょう。
問題一問解くごとに
僕からごほうびをあげます」
その瞬間
いままでだれていた体を
しゃきん!と伸ばし
問題をガン見した。
「よし。何がなんでも解いてやる」
「……ふはっ
火神くん、単純です」