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黒子のバスケ~裏試合~

第3章 ったく!わかんねぇよ…勉強も、黒子も







それから黙々と
黒子直筆のポイントを見ながら
問題を解くこと5分。








「っっできたぁーーー!!」




「終わりましたか?」


黒子は、こっちを振り返り
ふわっと笑う。



「早く採点してくれよ!」

「そんなはしゃがないでください
 たった一問ですよ?」



そういいながら
黒子は赤ペンをもち、
俺の答案を見る。



「…………火神くん、間違ってます」





……え、




「な、なんでだよ!?
 ここはwhoいれるんだろ?」


「それは、人のときです。
 人の物を指すときはwhoseって
 ここに書きましたよ?」



関係代名詞。




わかんねぇよ!!!



「火神くん……一応帰国子女
 なんですよね?」


はぁ…と大きなため息をついて
俺をみる。



「おう……でもあっちでは
 辰也がいたからほとんど日本語で
 話してたんだよ

 辰也は英語ペラペラだし
 アレックスは日英両方いけるし」





すると黒子の顔が
むっ、となった。

「なんだよ、?」


「……今、氷室くんの話は
 要らないです」




ぷくぅーと頬を膨らませ
目をそっぽにむける。








……可愛すぎだろ。

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