黒子のバスケ~裏試合~
第3章 ったく!わかんねぇよ…勉強も、黒子も
「なんでだよ!」
「止まらなくなるでしょう」
まだ一問しか解いてないんですよ?
と付け足した。
「……それ目当てで
頑張ったんだぞ」
ぼそっと呟いた声は
すぐそばにいる本人に
聞こえていたらしく
黒子はまた、ため息をついた。
「……わかりました。
じゃあ、一問につき一ヶ所
……なんてどうですか」
─……え?
「だから……いまので、キス
次は…………とか」
恥ずかしそうに俯きながら
提案する黒子。
「まじで
それでいいのか?」
「─え?」
「……じゃ、
黒子が我慢できないくらいに
一回一回甘くシてやるよ」
ぐっ、
と黒子の襟元を引き寄せ
一問目の報酬、キスをもらう。
「んっ! ふっ……ん
ふぁぁ……っんぅ……」
目をうっすら開くと
黒子は頬を赤くして
目をぎゅ、っと閉じていた
「んぁ…………っ」
舌を絡めて
唇の角度を変える
そのたびに
黒子の甘い声が漏れる
「んん…………っ、
火神く、ん……もぅ
終わりですよ……っ」
はぁはぁと、息を切らしながら
黒子はぽぉー…とした顔で
俺を止めた。