黒子のバスケ~裏試合~
第3章 ったく!わかんねぇよ…勉強も、黒子も
目の前の小さな背中は
ゆっくりと肩を上下に揺らしていた
─ふはっ 女子みてぇ。
つか、
おれ自身もそーとーキテる。
こりゃ速く問題解かなきゃ
やべーな…。
……関係代名詞、
人……だから、…who?
────え。
うそ、
「で、きた……」
できた……
「っっ黒子!!!!できた!!解けた!」
「……はい」
─っ
うわ……すげぇ
物欲しそうな顔─。
「○つけ頼む」
「……はい」
たった一問、
今回は解くのにそう
時間はかからなかったはず。
なのになんだか
すげぇ長く感じた。
シャッと
赤い丸がつく。
「黒子、
俺ここ克服できたわ。
だから安心しろ?
すぐ、ヤれる」
席をたって
黒子の座る椅子の前にしゃがむ。
「黒子、制服あげろ」
「え?」
「シャツもちゃんとあげろよ?」
何をされるのか
理解したのか
黒子は反抗することなく
ん…と声をだして
恥ずかしながらも
自分の顔が隠れるくらいまで
シャツを捲りあげた