黒子のバスケ~裏試合~
第4章 黄瀬、今日…うちにこないか?
「……おまえ、今日
黒子と約束してんだろ」
「いいんスよ。
青峰っちのが大事なんで
黒子っちとはまた
埋め合わせします!
今日は……青峰っちといたい」
黄瀬はゆっくりと俺に
顔を近づけ、
優しいキスをした。
「…」
なにか、
黄瀬のが優勢な気がして
俺は素早く黄瀬の唇をわり、
舌を侵入させた
「ん…っ」
黄瀬は舌を奥にひっこめていた
だけど
俺は逃がさない
舌の先を器用に動かし
黄瀬をとらえる
「っ!ふ、んん…」
黄瀬の舌を捕まえ、
自分の舌で巻き付けると
そのまま唇を吸った
ぱちっと目を見開く黄瀬は
一瞬にしてとろんとした顔に変わる
そうして
甘い声を漏らすんだ
何度も何度も
黄瀬の舌を吸いながら
舌の裏をなぞる
そのたびに
黄瀬の女みたいな
可愛い声を耳にのこす
──やべぇ…とまんねぇ…
そう思ったとき
突然黄瀬がくずれ落ちた
咄嗟に俺は黄瀬の腕をつかむ
「あ、おみねっち……
もぉ…もたない…… っ」
顔をあげた黄瀬のかおは
真っ赤に火照って
目をうるつかせて
そんなかおされて
止めれるわけねぇだろ。