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好きな人がいた

第4章 高校一年生

10月の体育祭を皮切りに、彼はまた登校するようになった。
でも私と話をしたり目をあわせたりすることはない。
反対に、私は半分不登校になった。
彼から『大丈夫?』というメールが来るのを待って、3日も4日も休んだ。
親は私をたくさん叱った。
聞くつもりがないからうざいとは思わなかった。
彼が『学校来なよ』と言ってくれたら毎日学校にいくつもりだった。

でも結局、数回しかメールは来なかった。

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