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好きな人がいた

第5章 高校二年生

その夜私はCちゃんの部屋を訪ねた。
Cちゃんと相部屋の子はBちゃんの幼馴染みなのでだいたいの事情は知っていたみたいで席をはずしてくれた。
そこで初めて私たちはお互いの事情を知った。
彼が私のことを怖いと思っていたこと。
でも感謝してくれていたこと。
Cちゃんは相談相手でしかないこと。
すべて聞いた。
涙が止まらなかった。
私はCちゃんに何度も何度も謝った。
疑ったことも嫉妬したことも、彼のことが好きなこともすべて打ち明けた。
Cちゃんは私が泣き止むまでずっと一緒にいてくれた。
途中で内線電話がかかってきた。
彼からだと教えてもらった。
毎晩電話をしていると知った。

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