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caramel

第3章 逢

『ゃ……せんせ…ぇ…』

触れられてもいないのに愛液が溢れ、歌織の太股を伝う。

それを必死に隠そうとする歌織。



幸也は強引に脚を開かせず、
言葉で開かせる事にした。

‥自分の気持ちに
正直になれ


「じゃあ、これでお終いだな」


ニコッと笑ってベッドから降りようとする保険医。


突如として告げられた“終了”に歌織は戸惑う。


‥理性か欲求か
どちらを選ぶ



『ま…って』

歌織は苦渋の決断をした。


『っと……て』

「聞こえないなぁ~」


唇を噛み締める歌織。


『もっと…してっ!』

頬を紅潮しながら、目に涙を溜めて。


「“して下さい”だろ?…反抗的なのは俺じゃなくて歌織じゃねーか」

まだ幸也は歌織に触らない。


『…むぅ…』

言い返せないのか、頬を膨らませて黙ってしまう歌織。




『もっと…触って下さいっ!!』

その言葉を言い終わった瞬間、
保険医は妖しげな笑みを浮かべた。


‥それでいい
それが人間の本能


「よく出来ました。で、」


「どこをどう触って欲しいの?」


ここまで頑張って言ったのに、
努力がなかなか報われない歌織。

『…ドS変態教師』

つい出てしまったやり場のない気持ちに、歌織は保険医がどういった反応を示すのかヒヤヒヤしている。


「お褒めの言葉ありがとう」


「でもな?躰はもっと素直だ」


ニコニコ顔の保険医が歌織に近づく。

耳元で、とびっきり甘い声で囁かれてしまえば、

「脚、開いてごらん。歌織の可愛いとこ、もっとみせて?」


従わざるをえない。


歌織が少しずつ脚を開く。

はっきりと愛液にまみれた秘部が見えたその瞬間、保険医は待ちきれないとばかりにそこに顔を埋めた。

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