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caramel

第3章 逢


ジュルッ…ピチャ…

既にベッドシーツを濡らしている愛液を、吸い取るように舐める幸也。


『せ…んせ…っ……』

あまりの羞恥に悶絶する歌織。

口周りにべっとりと蜜をつけた幸也が、無邪気な少年の様に歌織を見詰めて微笑む。

「ふふっ…美味しい」

顔が更に赤くなる歌織は、視線を何処に向けていいのか分からなくなった様だ。



‥そろそろ
俺も限界


しかし、それを相手に読みとられてはならない。


余裕の表情を作り、問いかける。

「もっと…強い刺激あげよっか?」


ゴクッと唾を飲む歌織。

『強い…刺激……』


「そう。…欲しい?俺の」


‥ここで求めないなら
コイツは相当の神経



『…欲しい………先生の』

ジッと、見詰める瞳は快楽の底へ堕ちる覚悟が出来たらしく。





保険医が、白衣を脱ぎ捨てる。


カチャカチャとベルトを外す音。

………

保険医の身に纏うものが無くなった時、
その中で主張する大きなモノを歌織は食い入る様に見つめていた。


‥やっぱりコイツ
どっかズレてんじゃねーの


「見つめちゃう程欲しかったの?」

保険医の言葉にハッとしたように顔をあげる歌織。


『だって…その……起ってる…からっ』


「あそこまで乱れられたら、そりゃ起つだろ」


恥ずかしげもなく笑う保険医。



「さて…挿れるよ?」





ゆっくりと膣内に侵入する幸也自身。

『っ……痛……ぃ』



「あー……初めてだった?」

わざとらしい表情で驚く保険医。


『…それ…分かってて…言ってるでしょ…っ』

意地悪、と言いたげな表情の歌織。


‥俺に余裕が無くて
うっかりしてました
なんて、絶対言えねぇ



「…ゆっくり動かすから、しっかり感じとけよ」

幸也は緩やかにピストン運動を開始した。

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