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お願いだから、俺をみて

第6章 告白

家は学校に近いからあっという間についた。

颯太「着替えが終わったらリビングにきて」

真太「…わかった」

俺の口調と表情から何かを感じたのか戸惑ってからそう言った。

___バタン!

自分でもわかる。

ものすごく動揺してるのが。

颯太「なんでこんなことで悩まなきゃいけないんだよ…」

これが俺の本音だった。

自分の過去とかそういうののせいにとかじゃない。

今まで俺が生きてきた人生の中でこんなにも悩まされたことなんてたったの1度もなかった。

こんなに人を必要として失いたくないなんて…。

ドアの外側で足音がした。

颯太「もう着替え終わったんだ…。俺も準備して全部話さなくちゃ。」

着替え終わってドアの前で深呼吸した。

両頬をペチンっと1回、気合を入れる。

ぶっちゃけ今日真太に話して拒否されたら一人暮らしでもするつもり。

今までのバイト代とか小遣いとかをひたすら貯金してきた。

あいつに関してはカッコ悪い姿見せても足掻きたいけれど
それ無理だったのならしょうがないとも思う。

颯太「よしっ、行くか!」

ドアノブを回し、扉が開いた。

一歩踏み出しただけで頭が真っ白になった。

内心、俺ってこういうの弱いなって思う。

すぐに慎太の後姿が見えた。

こちらに背を向けるようにしてソファに座っていた。

それを見ただけで心臓がはち切れてしまいそうなくらい苦しくなって泣いてしまいたかった。

でもそんな姿を真太に見せるわけにはいかなかった。

きっとだめかもしれない。

けどこれでふってくれればなんとか諦められる。

颯太「真太、おまたせ。」

そう言って俺はリビングに足を踏み入れた。

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