テキストサイズ

お願いだから、俺をみて

第7章 俺の幸福

「いただきます!」

今日はシチューだった。

それよりも気になることが…。

今、この家にいるのは俺と真太だけ。

そして俺はすごい視線を感じる。

ということは真太が俺を見てる…?

シチューに向いていた視線を前に向けた。

すると、真太がシチューを食べずにこっちを見ている。

颯太「…なに?」

恐る恐る聞いてみた。

真太「なんで朝先に行っちゃったの?」

やっぱりそれか…。

聞かれるとは思っていたけど。

それよりも真太の目が怖い。

真太「なんでって聞いてるんだけど?」

なんか性格変わってない?

ちょー怖いんだけど。

最初は俺のほうが優位だったず。

なのに今はきっと真太のほうが優位になってる。

真太「あ、気づいた?」

颯太「えっ?」

真太「俺のこと、Mだと思ってたでしょ?実はSだよ。」

ずっと隠してたんだけどねと付け足す。

もう何が何だかわかんない。

颯太「嘘だね。」

平静を装う俺。

真太「バレた~?」

そう言われた。

でも、本当のことはわからない。

今は気にするのをやめようと思った。

俺にはいろいろ過去があるから独占欲が強い。

それを今まで抑えてきたけど数時間考えた結果、菅原がヤバい。

あいつはたぶん真太のことが好きなんだと思う。

だから遠ざけなちゃならない。

颯太「真太、菅原っていただろ?」

真太「うん。僕の友達だし。」

あ、いつも通りの口調だ。

なんかほっとした。

颯太「そいつとさ、あんま仲良くしないでくんない?」

真太「なんで?」

颯太「いっただろ?お前が好きだって。いつお一緒にいるみたいだし、心配なんだよ。」

真太「わかった。気を付けるよ。弟のためだし。」

にこっと笑ってそう言った。

これでいいのか?

すごく心配だったけど。

颯太「じゃあ、俺寝るわ。おやすみ。」

真太「おやすみ。」

その時、颯太は安心していた。

その時、真太は不敵な笑みを浮かべていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ