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シトイウカ

第2章 に。

「たまには許して下さい」

私は待っている
この湖畔のベンチに腰かけて

波は止めどなく寄せてくる

夜空が回っているから
大気を動かして
風となり
波が立つのだよ
コペルニクス

そうさ
夜空は回って
いつかは巨大な亀も現れる

そうさ
夜空は回って
いつかはこの手に星を運んでくれる

だから、コペルニクス
今夜ぐらいは許してよ

終わり

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