
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第120章 美香のPartTimeLove⑱
「それじゃ撮影をはじめようか」
ケンさんの言葉を合図にしたかのようにイツキ君が部屋を出て行った。
「うん。白いワンピースがとても似合ってるね。清楚系美少女の必須アイテムだね。」
ケンさんがそう言いながら、テストをしているのか、誰もいないソファーの方を向いてカシャカシャとシャッターを切った。
その度に黒い大きな傘をかぶった照明がまぶしいくらい光った。
そして撮影が始まった。
最初は普通にソファーにもたれるようにして撮った。ケンさんはアタシに背筋をもっと伸ばすようにとか、目線わを斜め下にしてとか指示を出して、同じポーズを色んな角度や距離で撮った。
それから次はソファーの上に片足を上げて伸ばして撮った。少し下着が見えそうなのが気になったけど、きっとケンさんは、そういうのが撮りたいんだと思って言われた通りにした。
大丈夫。これくらいなら、アタシはアタシのままでやれるとみんなに伝えた。
もちろん、それを判断するのはギルティなんだろうけど、今はアタシのままの方 がうまく行くはずだとアタシは思った。
それから、次は観葉植物の前に立って、片手で少しスカートの裾を上げて太ももが見えるポーズで撮った。
「凄く可愛いよ。この角度から見えるラインが綺麗だ」
とケンさんは、まるでリズムをとるかのようにアタシに声をかけながらシャッターを押し続けた。
でもアタシには、今、自分がカメラにどのように写っているのか想像もできなかった。きっとそこには自分が知らないアタシが写っているのだろうと思った。
「本当はこの後には下着の撮影をやるんだけど、ミカちゃんは極力露出を少な目にして清楚さや、うぶさ、そして純真無垢なイメージで売りたいからね」
ケンさんの言葉を合図にしたかのようにイツキ君が部屋を出て行った。
「うん。白いワンピースがとても似合ってるね。清楚系美少女の必須アイテムだね。」
ケンさんがそう言いながら、テストをしているのか、誰もいないソファーの方を向いてカシャカシャとシャッターを切った。
その度に黒い大きな傘をかぶった照明がまぶしいくらい光った。
そして撮影が始まった。
最初は普通にソファーにもたれるようにして撮った。ケンさんはアタシに背筋をもっと伸ばすようにとか、目線わを斜め下にしてとか指示を出して、同じポーズを色んな角度や距離で撮った。
それから次はソファーの上に片足を上げて伸ばして撮った。少し下着が見えそうなのが気になったけど、きっとケンさんは、そういうのが撮りたいんだと思って言われた通りにした。
大丈夫。これくらいなら、アタシはアタシのままでやれるとみんなに伝えた。
もちろん、それを判断するのはギルティなんだろうけど、今はアタシのままの方 がうまく行くはずだとアタシは思った。
それから、次は観葉植物の前に立って、片手で少しスカートの裾を上げて太ももが見えるポーズで撮った。
「凄く可愛いよ。この角度から見えるラインが綺麗だ」
とケンさんは、まるでリズムをとるかのようにアタシに声をかけながらシャッターを押し続けた。
でもアタシには、今、自分がカメラにどのように写っているのか想像もできなかった。きっとそこには自分が知らないアタシが写っているのだろうと思った。
「本当はこの後には下着の撮影をやるんだけど、ミカちゃんは極力露出を少な目にして清楚さや、うぶさ、そして純真無垢なイメージで売りたいからね」
