
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第19章 純の話③
アタシと純が付き合うという話はすぐに学校中に広がり、純が言う通りアタシに言い寄って来る男の子はほとんどいなくなった。時々、嫉妬?敵意?悪意?のある視線を女の子たちから感じたが気づかないフリをしてやりすごした。
付き合って1週間でアタシはファーストキスをして、そのままエッチをした。
正直、純のことが好きかときかれると、わからなかった。
本当は純だけにではなく、アタシは恋愛的感情の好きという感覚がよくわからなかった。
でも純が嫌いではないということはわかった。
彼と一緒にいると、他の男の子たちにはない空気を感じることができた。
きっとこの人はバカなんだろうと思わせるくらい自信家で、自分自身のことを愛していた。
それでもその子供のような無邪気さは周りを明るくした。
いつも自分のことばかり話す彼はアタシのことはほとんど何もきいてはこなかった。
元々アタシは男の子や恋愛には全く興味がなかった。
それだけではない、クラスでほかの生徒たちが楽しそうに話しているTVや音楽の話にも興味が持てなかった。
アタシは勉強以外の時間には本を読んだ。夏目漱石や芥川龍之介といった日本の古い小説を好んだ。そういう本を読んでいると静かでゆっくりとした時間の流れの中に身を置くことができた。
アタシが純と付き合うことにしたのは、解離という病気であるこんなアタシにも、ちゃんと普通の女の子としての部分があるのかどうかが知りたかったからだ。
アタシ以外のアタシはどう感じるのだろうか知りたかった。
付き合って1週間でアタシはファーストキスをして、そのままエッチをした。
正直、純のことが好きかときかれると、わからなかった。
本当は純だけにではなく、アタシは恋愛的感情の好きという感覚がよくわからなかった。
でも純が嫌いではないということはわかった。
彼と一緒にいると、他の男の子たちにはない空気を感じることができた。
きっとこの人はバカなんだろうと思わせるくらい自信家で、自分自身のことを愛していた。
それでもその子供のような無邪気さは周りを明るくした。
いつも自分のことばかり話す彼はアタシのことはほとんど何もきいてはこなかった。
元々アタシは男の子や恋愛には全く興味がなかった。
それだけではない、クラスでほかの生徒たちが楽しそうに話しているTVや音楽の話にも興味が持てなかった。
アタシは勉強以外の時間には本を読んだ。夏目漱石や芥川龍之介といった日本の古い小説を好んだ。そういう本を読んでいると静かでゆっくりとした時間の流れの中に身を置くことができた。
アタシが純と付き合うことにしたのは、解離という病気であるこんなアタシにも、ちゃんと普通の女の子としての部分があるのかどうかが知りたかったからだ。
アタシ以外のアタシはどう感じるのだろうか知りたかった。
