
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第28章 ギルティが現れる⑤
「もちろん知っています。ただあの時はまだ私にコントロールできる環境はできてはいなかったのです。あの日は本当に酷い日でした」
美香は昼休みに純に会い。午後の授業を受けるために教室に戻ろうとしていた。
階段を上がっていると3人組の女の子が上から美香を睨みつけるように眺めていた。
この学校では珍しい不良っぽいコたちだった。
踊場まで上るといきなり二人の女の子が美香の腕を掴んできた。
「ちょっと話があるからおいで」
そう言って美香はトイレに連れ込まれた。
トイレに入ると美香は、タイルの壁に強く押さえつけられた
。
「御姫様。アンタはっきり言って目障りなんや」
そう言ったのは。3人の中で一番眉毛が細い痩せてキツネのような顔をしたコだった。
そのコは美香の後髪を掴み自分の顔を近づけてきた。
「アンタもうガッコに来なくていいよ。それともウチがガッコに来れない顔にしてやろうか」
チキチキチキ
そのコの手にはカッターナイフが握られていて刃を出そうとしていた。
そしてカッターナイフを美香の顔の前にやり、ひげを剃るように歯で美香の頬を撫でた。
美香の腕を掴んでいる2人がニヤニヤしている。きっと脅しだろうが・・・・
「グェッ」「ゲェ」
美香が腕を掴んでいた手を振りほどき、一瞬で両脇2人の腹に肘を入れた。
2人は前のめりになってうずくまった
。
そしてカッターを持ったままあっけにとられていたキツネ顔の手を美香は両手で掴み逆手にひねった。
カッターが床に落ちた。
カッターを脚で蹴り飛ばした美香はキツネ顔のみぞおちあたりに小さな
モーションだが早いパンチを刺すように入れた。
「こんな顔でも、やっぱり顔はマズイからな」
その低くドスのきいた声は紫音だった。
美香は昼休みに純に会い。午後の授業を受けるために教室に戻ろうとしていた。
階段を上がっていると3人組の女の子が上から美香を睨みつけるように眺めていた。
この学校では珍しい不良っぽいコたちだった。
踊場まで上るといきなり二人の女の子が美香の腕を掴んできた。
「ちょっと話があるからおいで」
そう言って美香はトイレに連れ込まれた。
トイレに入ると美香は、タイルの壁に強く押さえつけられた
。
「御姫様。アンタはっきり言って目障りなんや」
そう言ったのは。3人の中で一番眉毛が細い痩せてキツネのような顔をしたコだった。
そのコは美香の後髪を掴み自分の顔を近づけてきた。
「アンタもうガッコに来なくていいよ。それともウチがガッコに来れない顔にしてやろうか」
チキチキチキ
そのコの手にはカッターナイフが握られていて刃を出そうとしていた。
そしてカッターナイフを美香の顔の前にやり、ひげを剃るように歯で美香の頬を撫でた。
美香の腕を掴んでいる2人がニヤニヤしている。きっと脅しだろうが・・・・
「グェッ」「ゲェ」
美香が腕を掴んでいた手を振りほどき、一瞬で両脇2人の腹に肘を入れた。
2人は前のめりになってうずくまった
。
そしてカッターを持ったままあっけにとられていたキツネ顔の手を美香は両手で掴み逆手にひねった。
カッターが床に落ちた。
カッターを脚で蹴り飛ばした美香はキツネ顔のみぞおちあたりに小さな
モーションだが早いパンチを刺すように入れた。
「こんな顔でも、やっぱり顔はマズイからな」
その低くドスのきいた声は紫音だった。
