
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第48章 イツキの話⑧
ボクは高校を卒業して、特にやりたいことも見つけられず、とりあえずネカフェでバイトをはじめた。
なぜネカフェだったかというと、高校の卒業前に、これから何をしょうかと迷ってた時に、たまたま行ったネカフェの入り口に貼ってあった求人募集の紙を見たからだった。
ネカフェの仕事は受付、会計、掃除、洗い物、簡単な食事作りと、同じ作業の繰り返しだった。覚えてしまえば簡単だった。特に何かのノルマがあるわけでもなく、特別な技量や考えが求められることもなかった。
ボクが働く店は神戸の中心市街地からやや離れた場所にあったので、それほど混雑することもなく、だいたいにして、のんびりした営業だった。
朝8時から9時くらいに泊りの客さんが一気に帰るからそこはバタバタと忙しくなった。
昼14時くらいから夕方くらいまでは、サラリーマンたちが時間をつぶしに来たり、仕事でパソコンを利用しに来るけど、作業が終わればすぐに出ていくことが多いので同じような時間に入れ替わりになって忙しくなった。
ネカフェに来る客層というのはゲーム好き、アニメ好きからAVなどのアダルトサイトを観に来る人たちなど、ヲタクやマニアっぽい人たちが多かった。
昼間は、女の子のバイトが多く入っていたからナンパする客がいたり、パソコンからの従業員呼び出しで女の子を呼び、下半身むき出しで何かしら注文するお客さんなんかもいて(ワザトに決まっている)女の子にとっては嫌な思いをすることが多かった。
昼、夜とかかわらずに、ホテルがわりにやってくるカップルたちがいるが、「お兄さんも交らない?」と女のお客さんがボクの手をつかみルームに引き込もうとしたことがあって驚いたこともあった。
でもネカフェのお客さんたちというのはヲタクであれ、変態であれ、基本は大人しい人種なので、ボクにとってはとても働きやすい静かな職場だった。
時給850円。深夜枠で1100円。
時間を深夜枠にしたり長時間勤務にしないとたいした稼ぎにはならなかった。
それでもボクは実家住まいだし、特にこれといって大きなお金がかかることは、何もしてなかったし、これからある予定もなかったからボクには十分な収入だった。
(高校を卒業して車の免許は取った。でも車が欲しいとは思わなかった。)
なぜネカフェだったかというと、高校の卒業前に、これから何をしょうかと迷ってた時に、たまたま行ったネカフェの入り口に貼ってあった求人募集の紙を見たからだった。
ネカフェの仕事は受付、会計、掃除、洗い物、簡単な食事作りと、同じ作業の繰り返しだった。覚えてしまえば簡単だった。特に何かのノルマがあるわけでもなく、特別な技量や考えが求められることもなかった。
ボクが働く店は神戸の中心市街地からやや離れた場所にあったので、それほど混雑することもなく、だいたいにして、のんびりした営業だった。
朝8時から9時くらいに泊りの客さんが一気に帰るからそこはバタバタと忙しくなった。
昼14時くらいから夕方くらいまでは、サラリーマンたちが時間をつぶしに来たり、仕事でパソコンを利用しに来るけど、作業が終わればすぐに出ていくことが多いので同じような時間に入れ替わりになって忙しくなった。
ネカフェに来る客層というのはゲーム好き、アニメ好きからAVなどのアダルトサイトを観に来る人たちなど、ヲタクやマニアっぽい人たちが多かった。
昼間は、女の子のバイトが多く入っていたからナンパする客がいたり、パソコンからの従業員呼び出しで女の子を呼び、下半身むき出しで何かしら注文するお客さんなんかもいて(ワザトに決まっている)女の子にとっては嫌な思いをすることが多かった。
昼、夜とかかわらずに、ホテルがわりにやってくるカップルたちがいるが、「お兄さんも交らない?」と女のお客さんがボクの手をつかみルームに引き込もうとしたことがあって驚いたこともあった。
でもネカフェのお客さんたちというのはヲタクであれ、変態であれ、基本は大人しい人種なので、ボクにとってはとても働きやすい静かな職場だった。
時給850円。深夜枠で1100円。
時間を深夜枠にしたり長時間勤務にしないとたいした稼ぎにはならなかった。
それでもボクは実家住まいだし、特にこれといって大きなお金がかかることは、何もしてなかったし、これからある予定もなかったからボクには十分な収入だった。
(高校を卒業して車の免許は取った。でも車が欲しいとは思わなかった。)
