
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第57章 ボビーさん登場⑤
「でも、なんでボクが絶対に着いて来ると思ったんですか?」
ボクは自分自身、何故着いて来たのかわからないのだからボビーさんが何故そう思ったのか知りたかった。
「そんなこと簡単やった。でもイッキ君自身はわからないかも知れないけどな。」
まただ。またボクの思ってることを見透かされた。
「それはな。はじめに見たとき今にも死にそうやったイッキ君の表情が晴れ晴れしく変わったからやな。それが何故だかは、そんなことオレだってわからない。でも、オレに興味をもってくれたのは間違いない。だからだよ着いて来ると確信したんや」
そういうことだったんだ。ボクは自分が今どんな顔してたなんてわからない。それは今もそうだ。でも、今日ネカフェであった出来事は、ボビーさんに出会ってからは、もうどうでもいいことのように思えてきた。
ホットコーヒーとアイスミルクティが運ばれてきた。
そしてボビーさんはボクの顔を真っ正面から見据えながら言った。
「では本題だ。イッキ君。スカウトやってみないか?」
ボクは自分自身、何故着いて来たのかわからないのだからボビーさんが何故そう思ったのか知りたかった。
「そんなこと簡単やった。でもイッキ君自身はわからないかも知れないけどな。」
まただ。またボクの思ってることを見透かされた。
「それはな。はじめに見たとき今にも死にそうやったイッキ君の表情が晴れ晴れしく変わったからやな。それが何故だかは、そんなことオレだってわからない。でも、オレに興味をもってくれたのは間違いない。だからだよ着いて来ると確信したんや」
そういうことだったんだ。ボクは自分が今どんな顔してたなんてわからない。それは今もそうだ。でも、今日ネカフェであった出来事は、ボビーさんに出会ってからは、もうどうでもいいことのように思えてきた。
ホットコーヒーとアイスミルクティが運ばれてきた。
そしてボビーさんはボクの顔を真っ正面から見据えながら言った。
「では本題だ。イッキ君。スカウトやってみないか?」
