
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第58章 PartTimeLover①
KOBE PartTimeLover
■LAPISLAZULI■
代表 BOBBY
0907282××××
「オレは風俗の店をやってるんや。いわゆるデリヘルっていうやつや。」
ボビーさんはそう言って胸ポケットから薄い名刺入れを出し、1枚名刺を抜いてテーブルに置いた。
風俗。デリヘル。ボビーさんのまとう謎が一気に解けたような気がした。
風俗には、ネカフェに入った当初に先輩から誘われたことがあった。
たしかその先輩には彼女がいたけど
「浮気でも、他の女をマジに口説いてする浮気より風俗の方が割り切れてずっといい。彼女がいようがいまいが、男はいろんな女を知りたいもんやろ?それに一番合理的に答えてくれるのが風俗やな。まぁオレらの給料ではしょっちゅうは行けないけどな」
先輩はそう言って悪気なく笑った。
ボクがあっさり断ると
「男前はいいよなぁ。女に困らんから風俗なんか興味ないよな」
そう言って、ボクの股間にパンチを入れるかっこをした。
ボクは女性経験がないわけでもなかった。短かったけど付き合った彼女2人と寝たことがある。どちらも彼女がリードしてくれた。ただ、この1年は彼女がいない。そういう行為も全く無かった。
それでも、風俗に行ってもボクは楽しめないだろうと思った。
そこにはどんな女のコがいて、どんなことをするのか、具体的なことなど、ほとんどわからなかったけど。
KOBE Part Time Lover
LAPISULAZURI
「これがお店の名前ですか?」
ボクは名刺を前にとりあえずきいてみた。
「おっ!興味を持ってくれたのか?」
ボビーさんはニッコリ笑って言った。
「そりゃ目の前で異次元の世界の話が展開されようとしているので興味も持つでしょ」
ボクはそう答えた。
「うんうん。そらそうだな。まずPart Time Loverは店の名前はじゃない。オレ、デリヘルって呼び方がどうもあんまり好きでないんや。
業種は風俗。その中でカテゴリーはデリヘルって一般的な呼び方はするけど、なんやオシャレでないやろ?色っぽくもなんともない。
だいたい、ヘルスっていう言い方が抜きだけのイメージにさせる。もっと、そのひと時を恋人どうしみたいな甘い気持ちで楽しんでほしぃんやで、パートタイム ラバーや。」
■LAPISLAZULI■
代表 BOBBY
0907282××××
「オレは風俗の店をやってるんや。いわゆるデリヘルっていうやつや。」
ボビーさんはそう言って胸ポケットから薄い名刺入れを出し、1枚名刺を抜いてテーブルに置いた。
風俗。デリヘル。ボビーさんのまとう謎が一気に解けたような気がした。
風俗には、ネカフェに入った当初に先輩から誘われたことがあった。
たしかその先輩には彼女がいたけど
「浮気でも、他の女をマジに口説いてする浮気より風俗の方が割り切れてずっといい。彼女がいようがいまいが、男はいろんな女を知りたいもんやろ?それに一番合理的に答えてくれるのが風俗やな。まぁオレらの給料ではしょっちゅうは行けないけどな」
先輩はそう言って悪気なく笑った。
ボクがあっさり断ると
「男前はいいよなぁ。女に困らんから風俗なんか興味ないよな」
そう言って、ボクの股間にパンチを入れるかっこをした。
ボクは女性経験がないわけでもなかった。短かったけど付き合った彼女2人と寝たことがある。どちらも彼女がリードしてくれた。ただ、この1年は彼女がいない。そういう行為も全く無かった。
それでも、風俗に行ってもボクは楽しめないだろうと思った。
そこにはどんな女のコがいて、どんなことをするのか、具体的なことなど、ほとんどわからなかったけど。
KOBE Part Time Lover
LAPISULAZURI
「これがお店の名前ですか?」
ボクは名刺を前にとりあえずきいてみた。
「おっ!興味を持ってくれたのか?」
ボビーさんはニッコリ笑って言った。
「そりゃ目の前で異次元の世界の話が展開されようとしているので興味も持つでしょ」
ボクはそう答えた。
「うんうん。そらそうだな。まずPart Time Loverは店の名前はじゃない。オレ、デリヘルって呼び方がどうもあんまり好きでないんや。
業種は風俗。その中でカテゴリーはデリヘルって一般的な呼び方はするけど、なんやオシャレでないやろ?色っぽくもなんともない。
だいたい、ヘルスっていう言い方が抜きだけのイメージにさせる。もっと、そのひと時を恋人どうしみたいな甘い気持ちで楽しんでほしぃんやで、パートタイム ラバーや。」
