
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第73章 スカウトマンと良い話と悪い話⑪
「厳しい業界か。そんなこと言ったら世の中で楽な業界なんてどこにあるか?ってなるけどな。」
ボビーさんがいたずらっぽく笑った。
テーブルの上にボビーさんの携帯が2台置かれていた。スマホとガラケー。ガラケーの方がブルブルとバイブで震えた。ボビーさんは素早く手に取りチラっとだけ見て、またテーブルの上に置いた。
「携帯大丈夫ですか?」
ボクといることを気にしてるのかと思いきいてみた。
「あぁ。心配はいらないから大丈夫だありがとう。こんな物は24時間遠慮なく鳴るもんだ。そんなもの全部すぐに相手していられないねん。たまには放っておかないとクセになる」
そう言ってボビーさんは、テーブルにあるどちらの携帯も裏返した。どちらも液晶部分が見えなくなった」
「だいたいデリヘルなんて初める大方の人間は考えが甘く初めるんやないかな。ローリスクハイリターンだと思って素人が初める。しかしフタをあけてみれば、女の子の確保が難しい。求人サイトやらコンビニにあるような求人誌に出してみるが名前もきいたことがないような店に簡単に女の子は来てくれない。女の子は女の子で必死で店選びするもんだからな。店をはじめたからには、最初は何人かの女の子がいたのだろうが、そんな素人がはじめたような店に、最初からお客さんも来てくれない。すると稼げないから初めにいた女の子も逃げてどっか行ってしまう。最初から考えが甘いから潰れるんよ。」
「でもさっきからきいてると、女の子の確保がとても重要なんだってわかります」
「そうなんよ。それがすべてではないけどな。今はホームページの作り方なんかも特に大事かな。でも、いかにいい女の子を集めるかそこが何より大事なのは間違いないよな」
「じゃあスカウトマンってとても重要じゃないですか?それをボクに声をかけてくれたんですね?」
ボクはほんの少しだけ、嬉しい気持ちを込めて言ってみた。
「うん。イッキ君はよくわかってるな。そう。今は女の子よりまずはスカウトマンなんよ。だからこそイッキ君に声をかけたんだ」
ボビーさんがいたずらっぽく笑った。
テーブルの上にボビーさんの携帯が2台置かれていた。スマホとガラケー。ガラケーの方がブルブルとバイブで震えた。ボビーさんは素早く手に取りチラっとだけ見て、またテーブルの上に置いた。
「携帯大丈夫ですか?」
ボクといることを気にしてるのかと思いきいてみた。
「あぁ。心配はいらないから大丈夫だありがとう。こんな物は24時間遠慮なく鳴るもんだ。そんなもの全部すぐに相手していられないねん。たまには放っておかないとクセになる」
そう言ってボビーさんは、テーブルにあるどちらの携帯も裏返した。どちらも液晶部分が見えなくなった」
「だいたいデリヘルなんて初める大方の人間は考えが甘く初めるんやないかな。ローリスクハイリターンだと思って素人が初める。しかしフタをあけてみれば、女の子の確保が難しい。求人サイトやらコンビニにあるような求人誌に出してみるが名前もきいたことがないような店に簡単に女の子は来てくれない。女の子は女の子で必死で店選びするもんだからな。店をはじめたからには、最初は何人かの女の子がいたのだろうが、そんな素人がはじめたような店に、最初からお客さんも来てくれない。すると稼げないから初めにいた女の子も逃げてどっか行ってしまう。最初から考えが甘いから潰れるんよ。」
「でもさっきからきいてると、女の子の確保がとても重要なんだってわかります」
「そうなんよ。それがすべてではないけどな。今はホームページの作り方なんかも特に大事かな。でも、いかにいい女の子を集めるかそこが何より大事なのは間違いないよな」
「じゃあスカウトマンってとても重要じゃないですか?それをボクに声をかけてくれたんですね?」
ボクはほんの少しだけ、嬉しい気持ちを込めて言ってみた。
「うん。イッキ君はよくわかってるな。そう。今は女の子よりまずはスカウトマンなんよ。だからこそイッキ君に声をかけたんだ」
