
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第74章 スカウトマンと良い話と悪い話⑫
ボクは今、強烈にボビーさんのお仕事に興味を持っています。でも同時に、自分にできる自信が全くないんです。
「ハハハ。本当にイッキ君は面白いよ。興味があるけど自信がないか。オレが思うに誰でも何かを始める時はそんなもんじゃないかな。こんなオレでもこの業界に入る時も「ラピス」を始めた時も自信なんて全くなかったよ。ただ、やってみたいって興味の方が、自信なんてことより上をいったから始めれただけなんだ」
「ホントにあれこれきいてばかりですんません。もっともっとききたいことばかりですが、でも今の僕の立場で一番ききたいのは何故ボビーさんが風俗の世界に入ろうと思ったのか?です」
ボクの問いかけに答える前にボビーさんはまたタバコに火をつけた。灰皿にはだいぶん吸殻がたまってきていた。
「この業界に入ろうと思ったきっかけか。この業界にいれば、よく他人からはきかれるな。あれだ、興味はあるけど自分たちには考えられない。ってことだ。だから何故?ってなる。でも、イッキ君はそういう感じでもないな。」
「もちろんそうです。ボクは自分がこれほど何かに興味を持ったことが無かったんです。ボクがこれほど興味を持った理由はボビーさんなんです。だから、そのボビーさんのきっかけが知りたいんです」
「わかった。オレはあそこで街頭占いやってたやん。イッキ君はよく知らないと思うけど、あの向かいのビルは風俗ビルって言われててホテヘルやらデリヘルやらの事務所が数件入ってるんや」
「ハハハ。本当にイッキ君は面白いよ。興味があるけど自信がないか。オレが思うに誰でも何かを始める時はそんなもんじゃないかな。こんなオレでもこの業界に入る時も「ラピス」を始めた時も自信なんて全くなかったよ。ただ、やってみたいって興味の方が、自信なんてことより上をいったから始めれただけなんだ」
「ホントにあれこれきいてばかりですんません。もっともっとききたいことばかりですが、でも今の僕の立場で一番ききたいのは何故ボビーさんが風俗の世界に入ろうと思ったのか?です」
ボクの問いかけに答える前にボビーさんはまたタバコに火をつけた。灰皿にはだいぶん吸殻がたまってきていた。
「この業界に入ろうと思ったきっかけか。この業界にいれば、よく他人からはきかれるな。あれだ、興味はあるけど自分たちには考えられない。ってことだ。だから何故?ってなる。でも、イッキ君はそういう感じでもないな。」
「もちろんそうです。ボクは自分がこれほど何かに興味を持ったことが無かったんです。ボクがこれほど興味を持った理由はボビーさんなんです。だから、そのボビーさんのきっかけが知りたいんです」
「わかった。オレはあそこで街頭占いやってたやん。イッキ君はよく知らないと思うけど、あの向かいのビルは風俗ビルって言われててホテヘルやらデリヘルやらの事務所が数件入ってるんや」
