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~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~

第86章 ドライバーでスカウトマンで③

「イツキ君はタバコ吸うか?」
サブローさんがタバコに火をつけながら言った。

「いえ、ボクはタバコはやらないです」

「そうなんや。それでも後ろに灰皿は置いとくんやで。そしてマメに掃除する。オレらはタバコ吸う時には必ず女の子に一声かけて吸うことになってる。そんなことまできちんとやってる店もあまりないけど、ボビーさんはこういうことを徹底してるんや」

「わかりました。女の子が気持ちよく仕事できるようにが大事やときいてます」
「そうや。それやな。そのボビーさんが、イツキ君は見かけと違ってオモロイ奴やって言ってたんが今わかったわ。イツキ君、自分って、そんな男前で女の子に自信ないんか?」

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