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永遠(トワ)に愛す

第2章 …暗黙の掟…

 
 
 
「ちっ違っ…」
 
 
 
整い過ぎた顔が近づき、鋭い眼差しで見つめられ…
りんは恥ずかしくなり、思わず目を逸らしてしまった。
その時…
コンコンッと‥ドアをノックする音が聞こえ、響夜は不機嫌そうにドアに視線を向けた―――
 
 
 
「なんの用だ」
 
「人間‥‥いえ…
 りん様のお食事はいか がいたしましょう?」 
 
 
綺麗な澄んだ男の声が、ドア越しから聞こえてくる…
 
 
 
「俺が用意する
 …風呂を用意しといて くれ」
 
「わかりました」
 
 
 誰だろう…
 若そうな声だけど…
 てっきり‥響夜と2人 っきりだと思ってた
 
 
「気になるのか?」
 
「えっ…まぁ‥一応…」 
「後で紹介してやる
 だが‥その前に‥‥」 
 
 
突然唇が重ねられ、そのまま押し倒された―――
 
 
 
「んんっ‥‥あっ‥‥」 
 なにも考えられなくな るような
 甘いキス―――…
 
 
「りん…」
 
 
 
耳元で囁く‥低く色っぽい声に、ビクッと体が反応した‥‥
 
 
 
「その様子だったら
 また‥途中で気絶しそ うだな
 …そんなに感じるくら い‥‥
 俺のこと‥好きなのか ?」
 
 
 そうだよ…
 だから‥響夜が居なく なった時…
 すごく悲しくて‥胸が 痛かった‥‥
 
「‥‥あの時から…
 ずっと‥好きだったよ ‥‥」
 
 あーーっ
 言っちゃったっ!
 恥ずかしすぎるっ
 
 
「そうか
 …俺も‥お前のことを 考えなかった日はない 
 心から愛してる」
 
 
 
聞こえそうなくらい胸が高鳴る中…
2人は、惹かれ合うように見つめあった――――……
 
 
 
 
 

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