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私たちのエッチな体験談。短編集。

第2章 二人目。

『なんで、泣くんだよ?』

『なんで…なんでそんなこと言うの?』

『俺と居て楽しくないんだろ?

俺のこと




好きじゃないんだろ?』


『好きじゃなかったら付き合ってない。』

『そう…だよな。

ごめん。』


言わないと…。

言わなきゃ…。

恥ずかしくて顔を隠したくて春樹くんの胸に顔を埋める。

『………………………大好きだよ。

ちゃんと話出来るようにするから…。

別れるなんて…言わないで。』

春樹くんの大きな手が私の頭の上に置かれた。

『やっと言ってくれた。


ごめんな、別れようって言って…』


私は頭を横に振った。

『俺のかお見て?』

私は胸の所に顔があったせいで自然と上目使いになった。

『その顔、やばい。』

ーーチュッ。

顔が赤くなって、恥ずかしくて私はまた春樹くんの胸で顔を隠した。

『恥ずかしいの?』

縦に首を振る。

『……………………話すのも…こうやって近くにいるのも恥ずかしいの。』

また別れようって言われたくないから素直に話した。

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