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お兄ちゃんはいちご味

第2章 いちご味




お兄ちゃんがあまりにも苦しそうな顔をするから、やめようと思ったけど…



……チュル……チュゥ……



やめられない。



お兄ちゃんの血が、甘くて甘くて、溶けそうなくらい甘くて……

工藤先輩の味なんかもう忘れてしまった。




「………んっ………っは…ぁ……」


…はぁはぁ……はぁ…はぁ……



お兄ちゃんの息が上がってる。

ごめんね、お兄ちゃん…

もう止まらない…






あたしは、保健室のベッドで夢中でお兄ちゃんを食べた


お兄ちゃん、食べちゃいました――――




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