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お兄ちゃんはいちご味

第3章 キャラメル味




「……ぷっ、あははははは!」

父さんは突然笑い出した



「捺、本気で焦らないでよ……あははははは!」

「べ、べつに焦ってないし…」

「ごめんごめん、冗談だよ!」





……この親父は一体何を考えてるんだ。

普段から頭おかしいと思ってたけど、まじで意味不明だっつの!





「でも、捺の血、俺も興味あるよ…?」

「…は……?」

「果乃ばっかずるいよね…。美味しい血を独り占めしてさ…」



さらっ…


父さんは俺の髪を撫でる



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