お兄ちゃんはいちご味
第4章 吸血レッスン
「はむ……ん…おいしい……」
ペチャ…ペチャ…
あたしはお兄ちゃんの首筋から鎖骨の方までを舐めたり甘噛みしたりする
「…………っ///」
ビクン、とお兄ちゃんの体が反応して吐息が更に甘くなる。
お兄ちゃんの体は、どこもかしこも甘くて…
最近のあたしは血を吸うだけじゃ飽きたらず、お兄ちゃんのいろんな所を食べてみたくて仕方ない。
「…か…の………ぁっ!………」
そのまま牙を突き立てると、むせ返るような甘い香りと生暖かいいちご味の血が流れ出てきた。
チュク…ピチャ……チュク……
「…はぁ……はぁ………っは……んぅ………」
お兄ちゃんは必死に声を我慢してるみたいだけど、漏れる吐息はすごく甘くて熱い。
お兄ちゃんは痛みに堪えているのだろうか…
あたし、全然上手くできてないのかも…
お兄ちゃんを、めちゃくちゃ痛くしちゃってるのかも…