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お兄ちゃんはいちご味

第4章 吸血レッスン





ちゅ……



思わずお兄ちゃんの桜色の唇にキスをした



その瞬間、お兄ちゃんは目を見開いてあたしを見る



「…ん………果乃っ…やめろよっ!」



ドンッ


お兄ちゃんはあたしを突き放し、あたしは倒れた拍子に脚を擦りむいた




「…痛っ…………」

「あ、ごめ……」


お兄ちゃんが謝る
でもその肩は震えている




「おにいちゃ、あたし……」

「…ごめん、果乃」



お兄ちゃんの表情を見て、あたしは急に我に返った



あ、あたし…

夢中で…
お兄ちゃんの気持ちも考えず…




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