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お兄ちゃんはいちご味

第4章 吸血レッスン




でももうだめだ。



あたしは…………


お兄ちゃんが好き。



お兄ちゃんとしてだけじゃなくて、異性として…


お兄ちゃんが食べたくてたまらないのも

キスしたいと思ったのも

単にお兄ちゃんの血が大好物のいちご味だからってゆうわけじゃない。




そんなのとっくに、気付いてたよ…





「果乃…?」

「お兄ちゃん、ごめんっ………」




あたしはお兄ちゃんを中庭に残して、走って逃げてきてしまった。




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