お兄ちゃんはいちご味
第4章 吸血レッスン
「………っ…」
美子の首筋に這わせた舌が、ゆっくりと鎖骨、肩へと移動していく。
「ふふ…そんなに固くならないで。力抜いて」
優しい口調とは裏腹に、パパの目つきは鋭く、いつもより大人っぽく見える。
チクッ…
「……あっ………」
パパの牙が美子の首筋に刺さる。
ピチャ…ピチャ……チュゥ……
「はぁ、はぁ……んっ……」
「…美子ちゃん、大丈夫…気持ち良くしたげるから」
パパは血を吸いながら美子の太ももを撫でる。
美子は力が抜けて座っていられなくなり、床に仰向けに倒れた。
そのまま血を吸うパパ。
チュク…チュク…ピチャ…
「…ふぁ……はぁ…ん……」
美子は今にも気絶しそうなぐらい顔を真っ赤にしている。
「ん…美子ちゃんの血、おいしいよ……」
そう言ってパパは美子の唇を舐め、深いキスをした。