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お兄ちゃんはいちご味

第8章 血の味




「…ごめん、できない…」



俺はそっとゆりに制服のシャツをかけた。



ゆりは、今までの彼女とは違う…





「ゆりは、ずっと大事な友達だったのに…半端な気持ちで、こんなこと出来ない……」



これが俺の精一杯の思いやりだと思った。




「うん……ありがとう。」



そう言ってゆりは嬉しそうに微笑んだ



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