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始まりは最悪から・・・

第2章 *私の家庭

私はその言葉がとても嬉しくて



「本当に?!高校生に見える?」



無意識のうちに声のトーンが高くなっていたのだが、



「おう、見える見える。中学生の頃とは大違いだな」



と少し笑いながら言うお兄ちゃんの言葉で、一気に不機嫌になる。



「もぅ、それは言わないでよ」



「ごめんごめん。でも、ホントに別人みたいだな」



うっ、だから言わないでってば~。



私が反発の言葉を発しようとした時、それはキッチンにいたお母さんによって遮られた。

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