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『幼なじみ』

第18章  羨望



「皆ーッ!
今夜は・・・


サーファーズナイトに
来てくれて・・・
ほんとありがとねーッ!


そしてそしてッ!


ここで超BIGな
お知らせがありまーすッ!」


春斗は・・・
序盤を・・・
話し終えると・・・


いきなり・・・
拓弥と肩を組み始め・・・


スポットライトを
拓弥に当てるよう・・・


正面にある
照明ブースに
指示を仰ぎ・・・


ザワザワし始めた
フロアを
見据えながら・・・


更に・・・
得意気になって
畳み掛ける・・・。


「皆ー!よく聞いてー!


たった今・・・
隣に来てくれた
超イケメン拓弥が
プロデュースする・・・


めちゃめちゃ
イケてる
パーティーを・・・


なんとこれから
特別なVIPルームで
開催しちゃいまーす!


勿論俺も・・・
参加するから・・・


可愛い子は
強制参加ねー!


でもね・・・


VIPに入れる人数に
限りがあって
後で整理券配るから・・・


パーティーに
興味がある子は
取り敢えず・・・


一階の・・・
大きな階段横の
スペースに
必ず並んでねー!! 」


一気に・・・
用件を・・・
言い終えた春斗は・・・


拓弥の肩を離し
目配せをすると・・・


「じゃ・・・!
ラストになるけど・・・


皆ッ!最後まで・・・
宜しくッ!!」


と・・・
茫然自失の拓弥が・・・


全く知らない話を
勝手に進めたまま・・・


何事も・・・
無かったかのように・・・


黄色い歓声が
鳴り止まない中・・・


颯爽とDJを再開した・・・。
















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