『幼なじみ』
第19章 疑心
徐々に頭が
スッキリして来た
拓弥は・・・
自分を責めるのは
止めてはみたものの・・・
今度は・・・
余計な事に
気付いてしまう・・・。
『アーーッ!そうかッ!
今・・・
東京連合が
クスリご法度だから・・・
喜多見は・・・
一般市民の俺に・・・
物(ブツ)調達を
頼んだんだな・・・
そうすれば・・・
幹部にも
気付かれにくいし・・・
東京連合とは
全く無関係な・・・
クリアな物(ブツ)が
手に入るんだもんな・・・
チッ!
一石二鳥って訳かよ・・・
それに
今日のパーティーで・・・
万が一幹部に
物(ブツ)が
バレたとしても・・・
糞雑魚の俺に・・・
全責任を擦り付けて・・・
【コイツが勝手に
調達して来たんです。
自分は何も知りません。】
って・・・
政治家みたいに
バックレれば
全く問題ないもんな・・・
ハハハ・・・
やっぱ俺・・・
捨て駒だったんだな・・・
良い先輩だと思って
力貸したのによ・・・
喜多見・・・・・・
マジぶっ殺すッ!!』
中学の時・・・
優しかった
アノ喜多見が・・・
まさかこれから・・・
自分を
陥れるかもしれない
未来の惨事を想像し・・・
拓弥はとうとう・・・
喜多見に対する
憤慨度が・・・
ピークに
達してしまった・・・。