『幼なじみ』
第3章 再会
すると・・・
覗きこんだ口元から・・・
「俺だよ・・・拓弥だよ。
忘れたのかよ・・・?」
と・・・
ぶっきらぼうな・・・
でも
聞き覚えのある・・・
懐かしい声が聞こえる・・・。
あたしは・・・
突然の出来事に
頭がパニックになり・・・
状況を把握するのに
時間が掛かってしまう・・・。
『え・・・?
あの拓弥なの・・・?
金髪ロン毛で
色黒で・・・
スゴい
イケてるんですけど・・・?』
動揺したあたしは・・・
拓弥を
ボーっと見つめ・・・
何故か
一言も発せないまま・・・
拓弥の事を
グルグル考えていた・・・。