
『幼なじみ』
第19章 疑心
「えーっと・・・
つーか・・・
まぁ・・・その・・・
俺が今回・・・
喜多見と・・・
どう関わってるか・・・
っつーと・・・
春斗のご想像通り・・・
クスリ絡み・・・
なんだよね・・・」
春斗は・・・
やっぱり・・・
そうか・・・
と・・・
納得した表情を
浮かべるが・・・
敢えて・・・
拓弥を・・・
問い詰める事はせず・・・
冷静に・・・
黙ったまま・・・
話に聞き入っている・・・
「で・・・
コトの始めは・・・
1ヶ月位前に・・・
喜多見と
渋谷のポーカー屋で
久々会ったのが・・・
まさかの
運のツキでさ・・・
最初は普通に・・・
世間話してたハズが・・・
急に一変して・・・
今度・・・
goldのイベントが
開催される日に・・・
クラブのVIPルームで・・・
東京連合幹部の
バースデー
パーティーを
開くから・・・
参加しねーか?
って・・・
誘われたんだよ・・・
まぁ・・・そん時は・・・
まさか・・・
春斗の兄貴の・・・
バースデー
パーティーだ
なんて・・・
夢にも・・・
思わなかった
けどな・・・?」
拓弥は・・・
終始・・・
真剣な面持ちで・・・
春斗を
見据えながら・・・
更に話を続けた・・・。
