
『幼なじみ』
第19章 疑心
「アッ!春斗ッ・・・?!
キャッチの
仕事仲間でさ・・・
全身に・・・
タトゥー入ってる・・・
ルイ君・・・
知ってんだろ・・・?
実は・・・
そのルイ君に・・・
物(ブツ)調達は
頼んでさ・・・
女の調達は・・・
春斗に頼んだ
っつー訳・・・。
で・・・
今日の夕方・・・
ルイ君から・・・
大量のヤクの上物を
無事に受け取って・・・
金も・・・
ちゃんと支払ってさ・・・
一安心して・・・
俺一人でgoldに
持って来たんだけど・・・
喜多見に渡すには
まだ時間が
早いから・・・
実は・・・
その物(ブツ)・・・
一階の・・・
コインロッカーに・・・
大事に・・・
仕舞って
あるんだよ・・・。」
ベルトを通す穴に
ぶら下がっている・・・
コインロッカーの
鍵を・・・
シッカリ
見せる拓弥から・・・
なんと・・・
喜多見を・・・
破門に出来る
確実な証拠が・・・
自分の・・・
足下に眠っている・・・
という話を・・・
今・・・
確かに耳にした
春斗は・・・
最大のチャンスが
巡ってきたと
確信し・・・
キラキラと
目を輝かせ・・・
見開きながら
此方に向き直ると・・・
珍しく・・・
かなり興奮しながら・・・
息も荒々しく
話し出した・・・。
