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『幼なじみ』

第27章  待機



すると・・・


一瞬・・・
不敵な笑みを
浮かべた梨香は・・・


春斗から・・・
サッと離れ・・・


いつもの
甘えた声から一転・・・


明らかに
トーンの低い声で・・・


とんでもない台詞を
口にする・・・。


「ふぅん・・・


そうやって・・・


今日・・・
春斗の為に・・・
頑張った梨香に・・・


冷たくするんだぁ・・・。


まッ・・・
別に良いけどね・・・?


そいえば・・・


梨香・・・さっき・・・
喜多見さんから・・・


名刺・・・
貰ったんだっけ・・・


あの名刺・・・
偽装されてるって・・・
春斗・・・
言ってたけど・・・


梨香には・・・
ぶっちゃけ・・・
全然関係ないし・・・


今度・・・
高級マンションでやる
喜多見さん主催の
パーティー・・・


面白そうだし・・・
行ってみよーかなぁ・・・?


つーか・・・
喜多見さんって・・・


なんか・・・
梨香と同じ臭い
するっていうか・・・


繋げとけば・・・


梨香にとって・・・
楽しい
メリットありそうだし・・・


まぁ・・・
春斗が何と言おうと・・・


喜多見さんと
連絡取り合うことに
決めたから・・・。


ってコトで・・・


じゃね~
拓弥く~ん!


今度は・・・
ブルーカンパニーの
事務所で会おうね~
チャオ~」


正に・・・
悪魔の申し子のような・・・
梨香に向かって・・・


春斗が悔し紛れに・・・
口をパクパク
させながら・・・
何かを言い掛けたが・・・


梨香は・・・
そんな春斗を
完全にスルーし・・・


サッと後ろを向くと・・・


瞬く間に・・・
フロアの闇へと・・・
消えてしまった・・・。














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