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「あ～そういえば･･･


俺･･･
あの子さぁ･･･
結構タイプだから･･･
覚えてんだけど･･･


さっき･･･男と･･･
酒･･･買いに来たよ･･･？



えーっと･･･
隣に居た男･･･


見覚えあるんだよなぁ･･･




アッ･･･！
そうそう･･･


東京連合の･･･


確か･･･




喜多見･･･ってヤツじゃ･･･
なかったかな･･･」


あたしは･･･
バーテンダーから･･･


とんでもない･･･
目撃情報を聞いた途端･･･


いきなりハンマーで･･･
頭をカチ割られたような
衝撃が･･･
身体中を駆け巡り･･･


一瞬にして･･･


目の前が･･･
真っ白になり･･･
気を失いかける･･･。


すると･･･


不気味なまでに
顔面蒼白であろう･･･


目を見開いたまま
固まっている
あたしに焦ったのか･･･


とち狂った様子の
バーテンダーが･･･


舌を巻くように
話し掛けてくる･･･。


「おいッ！大丈夫かよッ？！


なんか俺･･･
マズイ事･･･
言っちゃったかなぁ･･･



つーかさ･･･！
とりあえず･･･
そーゆう事だから･･･


勘違いしたお詫びに･･･
水あげるし･･･


隅の方で･･･
少し休みな･･･ねッ？！」


心配そうに･･･
優しい言葉を掛けてくる
バーテンダーが･･･


サッとあたしの手を掴み･･･


水の入った
ペットボトルを･･･
しっかりと
握らせてくれたと同時に･


その余りの水の冷たさに･･･


漸く･･･
我に返ったあたしは･･･


一先ず･･･
混乱した頭を
整理しようと･･･


フロアの壁際に向かって･･･


フラフラと･･･
おぼつかない足取りで
歩き出した･･･。