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そんな美波の･･･
いきなりの猛攻撃に･･･


怒りが沸々と･･･
込み上げて来た
あたしは･･･


心配する気持ちとは･･･
裏腹に･･･


売られた喧嘩を･･･
すんなり買ってしまう･･･。


「ちょっと！
美波･･･
そんな言い方･･･
ないんじゃない･･･？！


あたし･･･


急に美波が･･･
どこかに行っちゃって･･･


心配で･･･心配で･･･


人に聞いたりして･･･
色々探したんだよ･･･？


アイツに･･･
何･･･言われたか
知らないけど･･･


話してくれなきゃ
何にも分かんないし･･･


そんな･･･いきなり･･･


突き放さなくったって
良いでしょッ･･･！！」


先程まで･･･
仲が良かったハズの
あたしたち二人が･･･


突然にして･･･
罵倒し合っている
この状況を･･･
面倒に思ったのか･･･


目を細めながら･･･
傍観していた喜多見が･･･


宥めるように･･･
話し掛けて来る･･･。


「二人とも･･･
急にどうしたの･･･？


まぁ･･･
何があったかは･･･
知らないけどさ･･･


折角のクラブの
サーフイベントなんだし･･･


楽しくやろうよ･･･
ねッ･･･？！




じゃぁ･･･
三人の再会を祝して･･･


俺が･･･
お酒ご馳走するからさッ！


そこの可愛い･･･
お二人さんッ･･･！


一歩も動かないで
待っててよッ･･･！」


張り詰めた
この場の空気を･･･
和らげる為であろう･･･


ニッコリと･･･
優しい笑顔を
浮かべた喜多見は･･･


少しおどけた様子で･･･
あたしたちに
背を向けると･･･


瞬く間に･･･
バーカウンターへと
姿を消した･･･。