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そして･･･


二人の背中を･･･
見つめたまま･･･


未だ状況を･･･
きちんと
把握出来ていない
あたしは･･･


その場に一人･･･


ポツンと･･･
取り残されて
しまうものの･･･


良い機会だと･･･
咄嗟に･･･
気持ちを切り替え･･･


少し頭を冷やしてみる･･･。


『とりあえず･･･


美波･･･
怒ってはいるけど･･･


無事会えたし･･･


何より元気そうで･･･
ホント良かった･･･





それに･･･喜多見さん･･･
あたしの･･･
勘違いだったのかな･･･？


凄く･･･
優しいし･･･
良い人みたいだし･･･


このまま･･･美波が･･･


喜多見さんと
上手くいって･･･
付き合えれば･･･


全部･･･
丸く収まるよね･･･！





ヨ～シ･･･！


これから･･･


二人の･･･
キューピッド役に
徹して･･･


一肌･･･脱ぎますかッ！」


今夜の･･･
壮絶なる目まぐるしい
展開に･･･


無理矢理･･･
対応してきた為か･･･


自分の脳内から･･･
アドレナリンが
大量に放出され･･･


追い込まれても･･･
動じない強靭な心を･･･


否が応にも･･･
手に入れてしまった
あたしは･･･


その心と引き換えに･･･


今まで冷静に･･･
判断出来ていた
まともな感覚を･･･


見事なまでに･･･
失って行った･･･。