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『幼なじみ』

第32章  暗転



すると今度は・・・


頬を赤らめ・・・
興奮し始めた美波が・・・


あたしの返事を
待たずして・・・


口を尖らしながら・・・
会話に入って来る・・・。


「もう・・・!
喜多見さんってば・・・!


いちいち・・・
悠希の許可なんか・・・


取らなくても・・・
大丈夫だよ・・・!


それに・・・
女友達は・・・
悠希だけじゃないし・・・


喜多見さんの・・・
素敵なマンションで・・・
開かれる・・・


超イケイケな
そのパーティーには・・・


彼氏の居ない・・・
メチャメチャ美人な
他の女友達・・・


わんさか・・・
連れてくから・・・


業界人のお友達に・・・
楽しみにしてて!
って・・・
言っておいてよね!


あ~
超楽しみなんですけど~!




つかさ・・・悠希は・・・


幼なじみと・・・
イチャつきたい
だろうから・・・


パーティーには
勿論来なくて良いし・・・


もう・・・
この件に関しては・・・


絶対・・・
口出ししないでよねッ!!」


喜多見主催の
パーティーに・・・


自分だけが
誘われた・・・
優越感に浸りながら・・・


意気揚々と話す美波に・・・


今は・・・


拓弥との関係を・・・
真っ向から
否定したとしても・・・


火に油を注ぐだけだと・・・
判断したあたしは・・・


そのパーティーに
多少の違和感を
感じたものの・・・


少しばかりの
嫉妬心を・・・
わざとらしく
醸し出しながら・・・


不貞腐れた表情で
納得するフリをした・・・。













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