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『そう･･･か･･･


俺は･･･今･･･


コイツが･･･
持ってる角材で･･･


思い切り･･･腹を･･･


ブッ叩かれたって･･･
訳なん･･･だな･･･？





き･･･喜多見は･･･


来てねーのかよ･･･


クソッ･･･！





アー･･･


なるほど･･･な･･･


さっき･･･
コイツが･･･


ブツが･･･
どうのこうの･･･


ほざいてたってコトは･･･


つまり･･･
喜多見は･･･


自分の下っパ使って･･･


俺に危害加えて･･･


ブツ全部･･･
横取りした挙げ句･･･


自分の手は･･･
全く汚さねぇ･･･って･･･


魂胆な･･･訳か･･･





チキショー･･･


姑息な手ェ･･･
使って･･･来やがって･･･


キタミ･･･


ゼッテェ･･･


ユルサネー･･･』


漸く･･･
冴えてきた
拓弥の頭の中が･･･


今起きている
現実に追い付き･･･


辺りを･･･
不穏に
見渡しながら･･･


姿すら見せない
喜多見に･･･


いよいよ･･･
怨み辛みが･･･
爆発するさ中･･･


顔だけ上げたまま･･･


全く･･･
自分の質問に
答えようとしない･･･
拓弥に･･･


とかく･･･
苛ついて来たのだろう･･･


片足で激しく･･･
貧乏ゆすりを
繰り出し始めた
その少年は･･･


蔑んだ目で･･･
睨みを効かせながら･･･


ワナワナと･･･
震える腕で･･･


持っている角材を･･･
ブォンと･･･
地面に
振りかざすと･･･


声変わりすら･･･
してないような･･･


キンキンした
金斬り声で･･･


更に拓弥を･･･
威嚇してきた･･･。